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April 01, 2005

ジェフリー・ディーヴァー『石の猿』●

 2003.5.30初版。原著(c)は2001年。〈リンカーン・ライム〉シリーズ第4弾。
 今回の犯人は、蛇頭の殺し屋ゴースト。密入国斡旋中の船を追い詰めたのはいいが、肝心の殺し屋に逃げられてしまう。生き残った密入国者たちにゴーストの魔の手がのびる。
 今回のテーマは国際犯罪というか、ライムの異文化体験。中国人刑事との、捜査をめぐるやりとりのなかで、だんだんと理解しあっていく様子がいい。
 しかしこのシリーズも、立て続けに読んでしまうとディーヴァーの小説作法というか〈おどかし〉や〈ひっかけ〉のパターンが読めてしまっていけません。読むなら時間をあけて読みましょう。なんていいつつ、さて次は『魔術師』だ(やっぱり読むんかい)。

★★★☆(2005.3.21 黒犬)

"The Stone Monkey" by Jeffery Deaver 池田真紀子・訳 文藝春秋 1900円 4-16-321870-X

posted by Kuro : 00:29

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comments

こんにちは、トラバありがとうございます!
石の猿面白かったですよね、私も読み始めるとこの人の本は一気に読んでしまうのでつい寝不足になりがちです(笑)
魔術師も買ってあるのにまだ読み始めていません(苦笑)
これからゆっくり読もうとはおもっているんですが・・・w

投稿者 keicho : April 1, 2005 02:52 PM

こんにちは。
うーん。確かに続けざまに読むより何かをあいだに挟んだほうがいいですよね。やっぱり。
著者も連続して作らずにあいだに違う作品を書いて、交互に出しているらしいですよ。
ただ、『魔術師』はとても面白かったです。私は順番が逆になって一番初めに『魔術師』を読んだんですが、全部読み終えてみて面白かったな〜と思いました。

投稿者 葉兎 : April 1, 2005 04:48 PM

TBありがとうございます。

慣れてくるとJ,ディーヴァーのパターンはかなり読めてきますよね。
(シドニーシェルダン程のワンパターンではないですが・・・)
それでも 次回作をワクワクさせて読ませてしまうところが 彼の魅力ですよね。
今までのシリーズ4冊は「魔術師」の為に読んできました。

早速読もうと思っているのですが 確かにクールダウンが必要かもしれませんね。

投稿者 MPD : April 1, 2005 08:38 PM

keichoさま。
「魔術師」も噂にたがわず面白かったですよ! 読みはじめたら一気ですから、睡眠不足でもだいじょうぶなときにトライするのがお勧めです。

葉兎さま。
そうそう、ライム・シリーズとノンシリーズを交互に書いてるんですよね、ディーヴァー。ということはしばらくライムとサックスには再会できないということに。次に読めるのはあと1年かそこらあとでしょうか。待ちきれないですね。

MPDさま。
ほんとは、あいだに1冊、軽めのものを読んでから次にいくのがいいのかもしれませんが……やっぱり我慢できずに立て続けに読んでしまいました。

投稿者 黒犬 : April 3, 2005 01:01 PM

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