« 角田光代『ロック母』○● | Blog Top | 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』○● »
August 28, 2007
『新潮45』2007年9月号○
【おもしろかった記事(特集)】
- 総力特集〈昭和&平成〉スポーツ界13の「黒い報告書」
- 昭和29年 女子陸上界ホープの連続「性転換」事件
- 昭和55年 長嶋茂雄「解任情報」流出事件
- 昭和62年 ちゃんこのことで……横綱・双羽黒の引退騒動
- 昭和61年 バース問題渦中で自殺した阪神球団社長
- 平成3年 少女わいせつで逮捕されたピッチャー中山のそれから
- 平成12年 ジャンボ鶴田「フィリピン肝臓移植」で死す
- 平成13年 社長室で首を掻き切った元柔道金メダリスト猪熊功
- 平成16年 「3万円ほしさに」元ロッテ小川投手の殺人事件
- 平成18年 荒川静香を苦しめたスケート連盟「女帝」の罪と罰
- 事件二大ドキュメント 中村うさぎ/平塚五遺体事件「千鶴子」という病
- 特別企画 のだめもびっくり! クラシック界最新裏情報
- 八田利一/天才チェリスト・ロストロポーヴィチのゼニゲバ人生
- 川口マローン惠美/クラシック音楽を聴かなくなったドイツ人
【おもしろかった記事(単発)】
- 楡周平/人気作家が行く! 夢の豪華客船クルーズ珍道中
- 佐藤優/2014年冬季オリンピック開催地「ソチ」はSEXパラダイス
- 橘由歩/私は「モラ夫」に殺される
- カラーグラビア 豪華クルーズの旅/楡周平
【おもしろかった連載】
- 西原理恵子/さいばらりえこの鳥頭日記 第11回
- 曾野綾子/夜明けの新聞の匂い「僻地とはいかなる場所か」
- 中島義道/哲学者というならず者がいる36「人間嫌い」
- 野坂昭如/だまし庵日記 第六回
- 10の眼 上杉隆/「バンソウコウ王子」赤城徳彦前農相
- 10の眼 中村うさぎ/女の処世術「姥皮」
- 10の眼 岩切徹/NHKの下品なところ
- 達人対談/ビートたけしvs.「セミの達人」吉村仁
- 関川夏央/家族の昭和21 「コペル君」たちの東京2
- 柳田邦男/日本人の教養46 若者を成長させる「気づき」の瞬間
【なんだかなあ】
- 一橋文哉ほか/松岡自殺、久間辞任……安倍政権の次なる標的
- マツコ・デラックス/矢来町心中 第2回
【ハハハ……脱力】
- 松本美香/爆笑! 女芸人「ジャニヲタ」人生劇場
【カッコよすぎ!】
- 私の時の時vol.42/俳優 城田優クン
【たまらなく愛らしい】
- 被写体に恋して file45/写真家 前川貴行の「クマ」(Earth Finder)
【見たい! 欲しい! でも高い!】
- 沈黙の逸品/歌川邦芳の「猫飼好五十三疋」三枚続き 落札予想価格2〜3万ポンド(480〜720万円)(Cat-City.com内の「猫飼好五十三疋」画像)
【これが観たい!】
- シネマ格付け隊ムーヴィーズが行く! 『厨房で逢いましょう』監督/ミヒャエル・ホフマン 出演/ヨーゼフ・オステンドルフ
【心に残った一文】
- (戦後初の選挙をふり返って)焼け跡で経験した選挙は少なくとも今より熱気に満ちていた。マイクなど持たぬ候補者たちは、リンゴ箱の上に立ち、日本の未来を語った。その肉声が有権者を動かした。今、その熱気は無い。(野坂昭如「だまし庵日記」より)
- (美人で勉強ができる女は)日頃からかなり「自分ツッコミ力」を鍛えておかないと、同性とうまくやって行けない。普通に振る舞っているだけで「何よ、いい気になっちゃって」と思われがちなのだ。 (中略)何をおいても「いい気になっている」ことを悟られちゃいかん。それが、同性の中で嫌われずに生き延びていく「女の処世術」ってもんだ。丸川珠代はおそらくこの「処世術」に気づかず生きてきてしまったのだ。(中村うさぎ/女の処世術「姥皮」より)
- 私は、私に心にもないお追従を言う人、無難な言葉で乗り切ろうとする人、その場の空気を清浄に保とうとして嘘八百を並べる人、私の言葉を無視し切り捨てようとする人、私の言葉を文字通り受け取らず、言葉の背後の意味を探ろうとする人……を見つけるや否や「現行犯」で逮捕して、ぐいぐい責め立てる。(中島義道/哲学者というならず者がいる「人間嫌い」より)
- (他種のセミと交雑せず子孫を残せた“素数ゼミ”の)十七年ゼミは現れる年によって分類しますと十二種類しかいない。だから十七年のうち、五年は現れない年があるんです。それから十三年は三種類しかいないので、欠損している年が十年もあるんです。(両方が出会うとしたら)十三と十七の公倍数で出会うわけですから、一度出会うと次に出会うのは二百二十一年後になります。(ビートたけし「達人対談」より吉村仁の発言)
- (3泊4日の船旅を経験して)今回の船旅でつくづく思ったのは、いきなり何千万円もの金を払って長い船旅に出るのは無謀だということだ。船の旅はしてみないと分からないことが多すぎるし、合う合わないが絶対あるはずだ。大金払って後悔する前に、気軽な気持ちで船旅を経験してみるのがよろしかろう。(楡周平「夢の豪華客船クルーズ珍道中」より)
(2007.8.27 白犬)
※この記事はトラックバックをうけつけておりません。あしからずご了承ください。
気が向いたらクリックを : 人気blogランキング
posted by Kuro : 23:53
comments
コメントをどうぞ。