« 中島たい子『建てて、いい?』●○ | Blog Top | 角田光代『トリップ』●○ »
July 20, 2007
『新潮45』2007年8月号○
【おもしろかった記事(特集)】
- 総力特集〈昭和&平成〉13の「旅」怪事件簿
- 昭和62年 デンマークピル治験ツアー参加女性バラバラ事件
- 平成元年 比叡山の浮浪者に襲われた早稲田空手二段女学生
- 平成2年 「台湾ひとり旅」埋められたお茶の水女子大生
- 平成5年 「ローマ研修旅行」女子大生6人集団レイプ
- 平成9年 群馬サファリパークでトラに噛み殺された老夫婦
- 平成9年 「エジプト・ルクソール」テロ巻き添えの惨劇
- 平成12年 「グアテマラ秘境」撲殺された日本人観光客
- カラーグラビア 事件の舞台となった「旅」のアルバム
- 小特集「セックス放浪記」
- 信友直子/ロリエロ系U-15元アイドルの告白
【おもしろかった記事(単発)】
- 天野晋/「国防秘密」ってなあーに?
- 北光太郎/参院選を百倍楽しむためのスバらしき政見放送の世界
- 笹沢教一/消された「国産海竜第一号」その名もイナイ竜
- 松井樹/原節子と九州独立計画
- 中森明夫/まだあるキラ星アイドル爆笑取材秘話
【おもしろかった連載】
- 中島義道/哲学者というならず者がいる35「特攻隊」
- 野坂昭如/だまし庵日記 第5回
- 10の眼 鈴森髑髏/狂気にかられた猿芝居(光市母子殺害事件)
- 10の眼 竹内靖雄/CPの経済学
- 達人対談/ビートたけしvs.「ハードルの達人」為末大
- 関川夏央/家族の昭和20「コペル君」たちの東京1
- 柳田邦男/日本人の教養45 むらを変える「地元学」の力
- 商品格付け隊が買う!/ビリーズブートキャンプ
- カラーグラビア 被写体に恋して/柴田のりよしの北京の胡同
【あらためて心にしみた】
- 宮島永太郎/詩を奏でる絵23 宮沢賢治「雨ニモマケズ」
【けっきょく最後まで読めなかった記事】
- 江原啓之/スピリチュアル世相診断(最終回)
【なんだかなあ】
- 新連載 マツコ・デラックス/矢来町心中
- 「セックス放浪記」対談:佐藤優×中村うさぎ「セックスと神」
【ツマランクダラン】
- 10の眼 中村うさぎ/閉経した私と性的アイデンティティ
【カッコいい!】
- 沈黙の逸品 S・マックイーンのフェラーリ250GTベルリネッタルッソ 1963年製 落札価格80万ドル〜120万ドル
【これが観たい!】
- シネマ格付け隊ムーヴィーズが行く! 『プロヴァンスの贈り物』 監督/リドリー・スコット 出演/ラッセル・クロウ
【心に残った一文】
- 1日目。エクササイズ開始から20分。体じゅうから汗が飛び出す。それから10分間頑張ったが、30分を過ぎた頃にはグロッキー。残りのDVDを呆然と眺めていた。これはきつい。2日目。昨日よりは少し長く40分も動けた。死ぬ。3日目。筋肉痛が酷い。ビリー軍曹に無断休暇をいただく。4、5、6日と必死こいてこなす。朝やったらその日はほとんど使いものになりません。最終日――ウエストや背中の贅肉は確実に減っていった。腹のあたりもなんとなく割れ目が。体重も1.5キロ痩せた。(商品格付け隊が買う「ビリーズブートキャンプ」より一部を要約)
- (映画『俺は、君のためにこそ死に行く』を観て)皮肉でもなんでもなく、顔をこわばらせて祖国のために死んでいく青年たちより、祖国など吹けば飛ぶほどのものとして鼻先でせせら笑って、日々眼先の快楽を追いつづけている若者たちのほうがよっぽど好感が持てる。正確に言いかえれば、祖国なんか忘れて生きていける状況のほうが、「崇高な物語」にすがって生きていくしかない時代より、よっぽどいいと思うのである。(中島義道/哲学者というならず者がいる「特攻隊」より)
- 万人にとって断然CP(コスト・パフォーマンス)の高い「超お買い得商品」などあるはずがない。CPは普通であれば結構、つまり値段相応の満足が得られればそれでよしとしなければならない。だまされるか、自分で自分をだますかして、役にも立たないものを買うことが少なければ、まずは賢い消費者だといえる。(10の眼/竹内靖雄「CPの経済学」より)
- いざというときに強いのはアメリカ人のような気がします。そういうのも国民性が出ると思うんです。案外日本人はたがさえ外せば勝負強いような気はするんです。集中の仕方が日本人の場合は少し破滅的というか、鬼気迫る方法のほうがいいように思います。(ビートたけし「達人対談」為末大の発言より)
(2007.7.20 白犬)
※この記事はトラックバックをうけつけておりません。あしからずご了承ください。
気が向いたらクリックを : 人気blogランキング
posted by Kuro : 23:20
comments
コメントをどうぞ。