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May 26, 2007
『文藝春秋』2007年6月号○
【おもしろかった特集】
- 昭和の陸軍 日本型組織の失敗 (半藤一利×保坂正康×福田和也×戸部良一×黒野耐)
- 安倍総理、これが最強内閣だ (御厨貴×麻木久仁子×宮崎哲弥×与良正男)
【おもしろかった記事】
- 独占手記 平沼赳夫/脳梗塞からの生還
- 上杉隆/小泉純一郎「住所不定・元総理」追跡記
- 矢島敦美/女王ひばりが号泣した夜
- 奥野修司/「悪魔のビジネス」人材派遣業
- 達人・山本夏彦は生きている(阿川佐和子×「室内」元編集部員)
【おもしろかった連載】
- カラーグラビア/イギリス運河を旅する
- カラーグラビア/日本の靴職人
- 巻頭コラム
- 大岡信/「折々のうた」を終わって
- 加賀美幸子/朗読のこと
- 川上徹/サッカーの神様
- 柳田邦男/新・がん50人の勇気「ハナ肇から越路吹雪まで」
- 岩崎元郎/悠々山歩き12「山で怖いもの」
- 芝山幹郎/スターは楽し13 市川雷蔵
【なんだかなあ】
- ハンカチ王子両親手記/祐樹は命がけで生んだ子です
- 立花隆/社会人大学を占拠せよ 団塊こそ“知の救世主”
- 吉井妙子/松坂大輔を支える妻の“会席料理”
【ツマランクダラン】
- 石原典子/慎太郎さんと私の五十年
【これが食いたい!】
- わが街・私の味/「博多和田門」の鴨頭葱で覆った牛たたき
【うらやましい!】
- 日本の顔/児玉清さん自宅一階の“特製”書庫
【心に残った一文】
- 私があえて病名を公表したもうひとつの理由は、あまりにたちの悪い揣摩憶測が永田町を駆けめぐったことにある。「平沼はもう終わりだ」「政治生命を絶たれた」、中には「飛行機にも新幹線にも乗れないから、霊柩車に乗って岡山大学付属病院に転院した」というものまであった。(平沼赳夫「脳梗塞からの生還」より)
- 麻生さん、可愛いですよね。ああいう可愛さは意識して出せるものじゃない。滲み出るものですから。漫画好きをカミングアウトして、アキバ系の人たちにも人気ありますもんね。「不安や不満の時代」の政治家にとって可愛さって意外に大切な要素だと思います。(「安倍総理、これが最強内閣だ」より、麻木久仁子の談話)
- 夏彦は「工作社にいると、他の男がバカに見えちゃうだろ」と言うんですよね。自分を見慣れているから(笑) 私たちが異性として見ていないという視点が、山本には完全に欠落していた。(「達人・山本夏彦は生きている」より、「室内」元編集部員の談話)
- 実は山では、クマよりもマムシよりもハチのほうが怖い。(岩崎元郎/悠々山歩き「山で怖いもの」より)
(2007.5.24 白犬)
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posted by Kuro : 22:37
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