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February 01, 2007
『新潮45』2007年2月号○
【おもしろかった記事(特集)】
- 総力特集〈昭和&平成〉13の「乗り物」怪事件簿
- 昭和18年 知床半島「遭難船人食い事件」
- 昭和34年 「ハネムーン機爆破未遂」と飛び降り自殺
- 昭和51年 ベレンコ中尉「ミグ25」亡命事件
- 平成6年 タクシー運転手「乗客巻き添え自殺」
- 平成5年 新幹線「のぞみ」車内通り魔殺人の戦慄
- 平成17年 ハイジャック犯「一橋大卒無職28歳」狂気の挫折
【おもしろかった記事(単発)】
- 凶悪――死刑囚の告発、ついに立件へ!カーテン屋保険金殺人
- 北朝鮮「核」と「臓器売買」で蠢動するバンコク・コネクション
- 日中結婚のメッカ「方正県」現地ルポ
【おもしろかった連載】
- 曾野綾子/夜明けの新聞の匂い「復讐代理人」
- 達人対談/ビートたけしvs.「古代エジプトの達人」吉村作治
- 岩井志麻子/ドスケベ三都物語「韓国内縁夫と別れ話?」
- 福田和也/オバはんでもわかる「ファウスト」
- 関川夏央/家族の昭和「“妻たち”の一九八五年」回想する彼ら
- 柳田邦男/日本人の教養「子どもに大切な孤独でいる時間」
【おもしろかった書評】
- 紀田伊輔/『グレート・ギャツビー』読み比べ
【相変わらず最後まで読めない記事】
- 江原啓之「スピリチュアル世相診断」夫婦の2007年問題
【ツマランクダラン】
- 鈴森髑髏/団塊退職者諸君に捧ぐ
- 中村うさぎ/「女」のサガとしての暴露本
- 女たちのセックスバトル
- 鬼塚かをり/ヘタなんだもん!
- 桜木ピロコ/お持ち帰り率87%女の裏技指南
- 中村うさぎ/なぜ私はセックスに挑み続けるのか
【心に残った言葉】
- (TVドラマ『金曜日の妻たちへIII〜恋におちて』の)彼らはいちように「老いやすい性格」を与えられているようだが、それは「老成」という印象には程遠い。平和と退屈ゆえに「過去をひきずる快楽」に身を委ねているだけではないかと思われる。一九八五年とは、思えば不思議な時代であった。(関川夏央/家族の昭和「“妻たち”の一九八五年」より)
- なぜ、「孤独な時間」は大切なのか。答えは簡単だ。人は孤独な時こそ、とことん悩んだり、苦しんだり、寂寥感にとらわれたりして、それらを乗り越えるために懸命に考えるからだ。逆を言うなら、人は孤独にならなければ、真剣に「考える」という経験をしないで過ごしてしまい、考えるという「心の習慣」が身につかないだろう。(柳田邦男/日本人の教養「子どもに大切な孤独でいる時間」より)
(2007.1.30 白犬)
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posted by Kuro : 05:08
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