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June 06, 2005
清水義範『サイエンス言誤学』○
先端技術から身近なテーマまで、理科オンチ、算数ぎらい急増中の日本国民に贈る入魂の科学エッセイ。西原理恵子の解説イラストつき。
なにしろ科学エッセイですから、子供に読ませたくなる人がいるかもしれないが、そんな内容じゃない。「バイアグラ」なんて項もあるし、つまらんものはつまらんときっちり書かれている。おとなのための科学エッセイ。580円はまったくもってお買い得。
おまけで「赤胴鈴之助問題」を紹介しておこう。著者が軽い気持ちで出題したら、予想外の大反響だったという確率の問題。
赤胴鈴之助キャラメルには１枚のカードが入っている。カードには「赤」「胴」「鈴」「之」「助」の５つの文字のいずれかが印刷してあり、それを５種類すべて集めて「赤胴鈴之助」を完成させるとすてきな景品がもらえる。
さて、その５つの文字は同じ比率で入っているとして、ある子供が５つの文字をひとそろい集めるためには平均何個の赤胴鈴之助キャラメルを買えばよいか。
解けた人は駄犬堂書店までメール下さい。なにも出ませんが（笑）。
★★★★（2005.5.29 白犬）
朝日新聞社／朝日文庫 580円 4-02-264339-0
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posted by Kuro : 01:04
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