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July 28, 2005

内田幹樹『機長からアナウンス』○

　スチュワーデスとの気になる関係、離着陸の難しい空港、UFOとの遭遇、さらにパイロットの華麗なる経歴や給料の話まで、元機長の作家が本音で語ったエピソード集。
　酒席でのおもしろい話を「ぜひ本に」とすすめられて書いたというだけあって、硬軟織り交ぜた、いい感じのエッセイ集に仕上がっている。親本は2001年3月、原書房刊。同年9月に起きたアメリカの同時多発テロについては、巻末の「文庫版あとがき」でフォローされている。
　コックピットの中の話やパイロットの待遇など、いわゆるウラ話も愉快だが、写真入りの「僕の飛行機列伝」の章はいい。ここだけはパイロットじゃなくて「飛行機野郎の部屋にようこそ」といったおもむき。著者が「アメリカ技術の粋」とほめているボーイング747-400ジャンボは、ほんとにかっこいいです。

★★★★（2005.6.18　白犬）

新潮社／新潮文庫　400円　4-10-116041-4

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posted by Kuro : 03:02

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トラックバック時刻: May 24, 2007 10:31 PM

comments

ども、TB、ありがとうございます。

なんつ〜か、出版社からの要望で、
無理やり（？）書かされた感が否めないのですが、
ど〜思いますか？

でも、その出版社の思惑通り、
本を買ってしまってる私ですが・・・。

投稿者 かわぐち : May 25, 2007 08:27 AM

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