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August 14, 2008

姫野カオルコ『ああ正妻』●

 2007.3.30初版。初出「小説すばる」。
 瓶野比織子とか川田弘昌教授とか、龍王病院とか「文芸ほたる」とか「週刊マスト」とか、はたまた「しこめのいいわけ」という題名のベストセラーとか(!)、どっかで聞いたことのあるような固有名詞が頻出し、ってことはこの主人公小早川正人やその妻の雪穂なんかにもモデルがいるんじゃなかろうか、いるんだとしたら実におそろしいことであることだなあ、などと本筋と違う興味が湧いてしまうのであった。なんなんだこの小説は(笑)。
 バカ小説なんですが、寒々しい思いもさせられたりしました(女の必死さと男の愚かさに)。
 とりあえず不幸な結婚生活を送っている男と、幸せな結婚生活を夢見ている女に勧めておく。勧められても困るか。

★★★(2007.8.10 黒犬)

集英社 1600円 978-4-08-774851-2

posted by Kuro : 00:25

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3月・4月に引っ越しを予定している人のために、値段もサービスも満足できるコツを紹介しよう2009年度オリコンCS(顧客満足度)ランキングで、総合第1位に選ばれたのがアリさんマークの引越社だ。同社東京本部・統括営業部次長の吉田貴氏によると、最近は、異動など会社の都合による引っ越しでも会社負担の上限額が決まっていることが多く、金額面でもサービス面でも客の目が厳しくなっているのだという。「当社の昨年売上は前年比110ですが、1件当たりの売り上げは逆に10下がっています。

投稿者 newera 新作 : June 13, 2014 11:37 AM

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